電子コミックストアの比較とおすすめランキング

電子書籍ストアを複数使うメリットと書籍の種類で使い分ける方法

電子書籍ストアの使い分け
電子書籍の名人

訪問していただいて、ありがとうございます。当ブログの管理人「カイ」です。

私はこれまでに、1,000冊以上のさまざまなジャンルの電子書籍を、10以上のさまざまなストアから購入して読んできました。

その経験を活かして「電子書籍の名人」カイが、あなたが電子書籍ストアを選ぶお手伝いをしています。

電子書籍ストアは目的によって使い分けましょう!

ところであなたは、何かの電子書籍サービスに興味があって、当サイトに来てくださったと思います。

「いろんな電子書籍ストアがありすぎて、どれが良いのかわからない!」

このように悩んでいませんか?私も以前は同じように悩みました。

結論から言うと「読む本や目的によって、電子書籍ストアを使い分ける」のが、私の答えです。

これからその理由を、経験談をもとにお伝えしていきます。

1つの電子書籍ストアを使うデメリットと複数ストアを使うメリット【kindleだけじゃダメ?】

メリット デメリット
1つのストアを
使う
・電子書籍の管理が簡単
・支払いの管理が簡単
他のアプリより機能不足で、読みにくい書籍の種類がある
他のストアよりキャンペーンが少なくて、割高になることがある
複数のストアを
使い分け
書籍の種類に最適化されたアプリを使うので、快適に読める
書籍の種類によって、安く購入できる
・電子書籍の管理が面倒
・支払いの管理が面倒

1つの電子書籍ストアだけを使うメリットとデメリット、複数ストアを使うメリットとデメリットをそれぞれまとめました。

電子書籍を使い始めた初期の私は、電子書籍の王様「Amazon kindle」のみを使っていました。その方が、書籍や支払いの管理が楽だったからです。

ですがさまざまな種類の本を読んでいくと「kindleって漫画や雑誌が読みにくくないか?」と思い始めました。なぜかというと漫画や雑誌の前後のページが、イメージ画像で表示されないからです。

hontoサムネイル表示機能

hontoebookjapanのアプリでは、このページ一覧機能で前後ページのつながりが見れて、漫画や雑誌が読みやすいです。

「全然気にならない!」そう思う人もいるかもですが、私にとっては重大な問題でした。

マンガってもう一度読み返す時「あのカッコいいシーンをもう一度見たい!」と思いませんか?一度読んだ雑誌は「あの記事を読み返したい」と思いますよね。

紙の本だったら、パラパラめくればそれが見つかりますが、電子書籍ではそれが出来ません。その代わりの機能がページの一覧機能だと思います。

「紙の本のように快適に読みたい!」その想いが「kindle以外の電子書籍ストア」を利用し始めたキッカケです。

そしてkindleに感じたもう一つのデメリット。それは他のストアよりもキャンペーンが少なくて、割高感があることです。

今は「電子書籍ストア戦国時代」というぐらい、質と量が揃ったサービスが乱立しています。そしてどのストアにも、割引クーポンやキャンペーンがあって、かなりオトクに購入できます。

ebookjapanの還元キャンペーン

(例:ebookjapanの「毎週金曜日の20%ポイント還元」キャンペーン)

これに対してkindleはキャンペーンが多くありません。同じコミック全巻を購入するのに、他では5割引きキャンペーンで購入できるのに、kindleでは定価というのも珍しくないのです。

たしかにサービスの使いやすさではkindleが頭一つ飛び抜けていますが、それを考慮してもkindleの「損をしている感じ」は大きいと感じました。

そして漫画や雑誌は何度も読むものではありません。なるべくなら安く読みたいですよね?

「漫画や雑誌を快適に安く読める、kindle以外のストアを使えばいいのでは?」そう思って、他の電子書籍ストアを併用し始めました。

複数の電子書籍ストアを利用すると、所有する書籍や支払いの管理が面倒になるデメリットがあります。

ですが

  • 書籍の種類に適したアプリを使うので、快適に読める
  • 漫画や雑誌は、安く購入できる

複数ストア利用の、このようなメリットは大きいです。

書籍の種類に合った電子書籍ストアについて

電子書籍ストアの使い分け

それでは具体的に、どのように電子書籍ストアを使い分ければいいのでしょうか?

本サイトで提案する『電子書籍ストアの分類の全体図』を上げました。書籍の種類に合った電子書籍ストアの選び方を、順に紹介していきます。

小説・専門書を読むのに必要な特徴・機能とおすすめストア

小説・専門書など「活字中心の書籍」を読むのにもっともおすすめなのは、kindleです。

「kindle以外の電子書籍サイトの使い分けを知りたいのだけど?」

そうではありますが、一般書が一番読みやすいのは、やはりkindleになります。それを最初に解説しておきます。

活字中心の書籍を読むのに、もっとも重要な機能は、マーキングやコメント機能です。

kindle マーキング機能

kindleではマーカー部の選択が使いやすく、ストレスなく書籍を読むことができます。

kindle unlimited メモとハイライト

「メモとハイライト」を使うと、所有している全書籍のメモを参照して編集することも可能です。書籍を深読みするための機能が、kindleアプリは充実しています。

そのほかに

  • 目が疲れにくい電子書籍リーダー「kindle」が使える
  • ストアのレビュー数が多く、購入書籍の関連書籍も見つけやすい

など、kindleには一般書を読むための多くのメリットがあります。

「価格が安いから、一般書も他のストアで購入しよう」このように行動すると、後で後悔するかもしれません。一般書はkindleストアで購入することをおすすめします。

⇒ 漫画は読みにくい?kindleを使って評価したデメリット2つとメリット6つ

専用端末「kindle」にこだわりがないなら、hontoや紀伊國屋kinoppyなども一般書を読むストアとしておすすめです。マーキングや読み上げ機能などは、kindleと同じくらい使いやすいです。

ただしkindleほど品揃えは豊富ではありません。割引きも大きくないので、知識を深めたい・新しい本と出会いたいならkindleを優先して使いましょう。

⇒ 使いにくい?hontoの評判と使って評価したデメリット2つとメリット7つ

⇒ 評判悪い?紀伊国屋の電子書籍Kinoppyを使って評価したデメリット2つとメリット3つ

その他の電子書籍のおすすめストアは、こちらを参考にしてください。

⇒ 【2020年】電子書籍ストアおすすめランキング!15社徹底比較

漫画はストック型とフロー型のストアを使い分ける

ストック型(コレクション型) フロー型(リサーチ型)
目的 お気に入りの漫画を、何度も快適に読みたい ・広告・漫画アプリで気になった続きを読みたい
・スマホで快適に読みたい
・読みたい時に、いつでも安く読みたい
・コマ単位で大迫力で読みたい
必要な特徴 漫画を快適に読むためのアプリ機能
・定期キャンペーン(安くまとめ買いできる)
・ブラウザで快適に読める(高機能は必要なし)
・ポイントで常に安く購入できる
コマ読み、分冊、レンタルなど
具体例 ebookjapan、DMM電子書籍 コミックシーモア、まんが王国、めちゃコミックなど

漫画の電子書籍については

  • 好きな漫画なので、全巻コレクションして何度も読み返したい
  • 広告や無料漫画アプリで気になったので、続きを読みたい

大きく分けて、この2つ目的があると思います。

  1. 何度も読みたい漫画は、アプリの機能が充実して快適に読める「ストック型(コレクション型)ストア」を使う
  2. 「広告や無料漫画アプリで気になった漫画の続きを読みたい」「スマホのデータを増やさず、ブラウザ上でサクサク読みたい」場合は「フロー型(リサーチ型)ストア」を使う
  3. フロー型ストアで数話読んで、お気に入りになった漫画は、ストック型ストアで買い直してコレクションする

本サイトでは、このような使い分けを提案します。

ストック型ストアに必要な特徴とおすすめのストア

ストック型のストアに求められる、もっとも重要な特徴は「漫画を読むためのアプリの使いやすさ」です。

オフラインで読むための「ダウンロード機能」はもちろんですが、特に重要なのは「ページ一覧」などのビューア機能です。

ebookjapan ビューア機能

このようにページ一覧がサムネイル(縮小画像)で表示されると、目的のページや読み返したいページが見つかりやすく、漫画読みが快適になります。

kindleのアプリでは使えない機能なので、じっくり読み返したい「ストック型」のストアを選ぶ際は、この「ページ一覧機能」を重視しましょう。

また漫画はお気に入りの漫画は、全巻をコレクションしたくなりますね。なるべく安く買いたいと思います。

そこで定期的に値引きやポイント還元キャンペーンをやっていることも、ストック型ストアを選ぶ基準になります。そういうキャンペーンにまとめ買いすればオトクです。

ebookjapanは全ジャンルの漫画作品数が多く、アプリが漫画読みに特化しているので読みやすいです。

ページ一覧機能だけでなく、目次やしおりも縮小画像が表示されるなど、機能が充実しています。

ebookjapanの還元キャンペーン

また「毎週金曜日の20%ポイント還元」「ゴールデンウイーク50%還元キャンペーン」など定期的なオトクなキャンペーンもあります。

漫画用ストック型ストアとして、ebookjapanはもっともおすすめです。

⇒ 改悪と評判?ebookjapanを使って評価したデメリット2つとメリット6つ

その他の電子コミックのおすすめサイトは、こちらを参考にしてください。

⇒ 【2020年】電子コミックストアおすすめランキング!13社比較

フロー型ストアに必要な特徴とおすすめのストア

  • 広告で気になった漫画や無料漫画の続きを読みたい
  • スマホのデータ容量を増やさず、ブラウザで流し読みしたい
  • 読みたいと思った時、いつでも安く読みたい
  • コマ読みで漫画を大迫力で読みたい

このような目的があるなら「ストック型」とは別に、「フロー型(リサーチ型)」の漫画ストアの利用をおすすめです。

専用アプリにダウンロードして読むのでなく、毎日ストアを訪問して、読みたい漫画の続きがあれば、ガンガン購入して読んでいきます。

そしてその中で「何度も読み返したい」「コレクションしておきたい」と思った漫画は、ストック型ストアで買い直すイメージです。

ですので「フロー型漫画ストア」に求められる最も重要な特徴は、価格の安さになります。

コミックシーモアなどのフロー型ストアは、ポイントを最大30%増しでまとめ購入できるので、常に安くコミックが読めます。

コミックシーモア 月額ポイントがオトク

「金曜日の20%ポイント還元」のような定期的なセールでなく、常に安く買えることが「フロー型ストア」には重要な特徴です。

電子書籍の単話と分冊

またフロー型漫画ストアでは1巻買い切り以外に「単話(コマ読み)」「分冊売り」で購入ができます。続きが読みたい漫画を、1話~数話単位で安く読むことが可能です。

使える金額の単位が低く、ポイントでサクサク読んでいけるのが「フロー型漫画ストア」に求められる特徴になります。

コミックシーモア 1冊買い切り・単話購入以外に、レンタル・読み放題サービスが利用できる。
まんが王国 他のストアより多くの話数・巻数を無料で読めることが多い。
ブックライブコミック 月額コースが初月無料。(最大22,000円分)
めちゃコミック スマホの「コマ読み」に特化したストア。
Renta! 電子コミックをレンタルで安く読める。ただしレンタルできる作品は限定的。
U-NEXT 動画配信サービスと電子書籍購入で共通ポイントを利用できる

当サイトで紹介する「フロー型ストア」の特徴を、一言でまとめました。フロー型ストアは、セールスポイントが大きく異なっています。

U-NEXTはVOD(動画配信サービス)がメインですが、動画レンタルに使えるポイントを、電子コミックの購入にも利用可能です。最大40%もポイント還元されるので、フロー型漫画ストアに向いています。

どのストアも無料漫画がたくさん読めるので、自分にあったストアを見つけるのに試してみましょう。

各ストア名をタップするとレビュー記事が読めるので、参考にしてください。

単話配信(コマ読み)と分冊版の違いについて

コミックシーモアやまんが王国などのフロー型ストアでは、一部の漫画は「1巻配信」以外の方法で購入できます。

それが「単話配信(コマ読み)」と「分冊版」での購入です。

購入単位 特徴
単話配信(コマ読み) 1話単位での購入 1コマ単位で読める
(オリジナル作品を加工)
分冊版 1話~数話単位での購入 ページ単位で読める
(巻配信と中身は同じ)

単話配信と分冊の違いを、簡単にまとめました。

電子書籍の単話 分冊 違い 電子書籍の単話と分冊

コマ配信はほとんどのストアで「単話で読む」「単話配信」という言葉で表現されて、「巻配信」と分けて販売されています。

コミックシーモア 話売り

このように漫画を1コマ単位で読めるように、オリジナル作品が加工されています。

ほとんどのアプリは自動再生機能があるので、スマホの画面に触らず、動画のように漫画を楽しめるのがメリットです。コマが大きくなるので迫力もあります。

BookLiveコミック 分冊版

いっぽう「分冊版」は単話配信(コマ読み)と異なり、巻配信の作品を1話~数話単位で分けただけの配信方式です。

「気になる漫画の続きを、ちょっとだけ読みたい」という時に、1巻買うより安く買えるメリットがあります。

コマ配信は特におすすめします。

加工されたコンテンツなので買って損をした気持ちにならないし、オリジナル作品をストック型のストアで買っておいて、お気に入りの話だけを「コマ配信」で買って楽しむこともできますね。

フロー型は1つのストアに絞る

漫画のストック型ストアとは別にフロー型ストアを利用するなら、フロー型ストアは1つに絞りましょう。

なぜなら一番オトクな利用方法は、ポイントの事前購入で「まとめ買い」するほど還元率がアップするからです。

コミックシーモア 月額コース

コミックシーモアの月額コースの獲得ポイントですが、月額料金が上がるほどポイント還元率がアップしています。

例えば1,000円(税抜き)コースだと150ポイント、つまり15%還元に対して、20,000円コースだと6,000ポイントつまり30%還元まで増しています。

ポイントはその都度購入もできますが、月額の定期購入よりも割高です。(ポイント還元率が小さい)

ですので1つのストアで、1か月に利用するポイントに合わせて月額コースを選びましょう。ポイントが貯まりすぎたら、いったん月額コースを止めたり、別のコースに変更して調節することができます。

雑誌は読み放題サービスがおすすめ

雑誌も

  • 何度も読み返したい書籍
  • 一度読めば十分の書籍

の2種類に分かれると思います。

「何度も読みたい書籍」は、漫画と同様に「ストック型のストア」を決めて利用しましょう。

雑誌も画像中心の書籍ですから、「ページ一覧表示」機能が備わったアプリを使うと快適に読めます。

ebookjapanのアプリでも読みやすいですが、漫画メインで売られているので、ストアで雑誌は探しにくいと思います。

ですので、雑誌のストック型のストアとしておすすめなのは「honto」です。

hontoサムネイル表示機能

hontoでもこのように「ページ一覧機能」が使えるので、雑誌は快適に読めます。

hontoは大型キャンペーンが少ないですが、小説・雑誌・漫画すべてが快適に読めるので、メインのストアとしておすすめです。

⇒ 使いにくい?hontoの評判と使って評価したデメリット2つとメリット7つ

一度読めば十分の雑誌は「雑誌読み放題サービス」で読みましょう。1か月400円程度で、450誌以上の雑誌が読み放題で利用できます。

⇒ 【2020年】雑誌読み放題サービスおすすめランキング!9社比較

電子書籍ストアの蔵書管理について

「サービスが分散すると購入書籍の管理も分散して、関連書籍が見つけにくい!」

このように感じる人が多いと思います。私はこの問題を解決するために蔵書アプリ「ブクログ」を利用しています。

ブクログ蔵書アプリ

ブクログを使うと、購入した別ストアの電子書籍だけでなく、紙の本も一元管理できます。本を読んだ感想や、重要ポイントのメモも管理できるので非常に便利です。

本棚への登録は簡単で、しかも登録データはAmazonにリンクします。ブクログは蔵書管理だけでなく、これまで読んだ本の関連本を見つけるのにも、とても役に立つアプリです。

PC、スマホ、タブレットそれぞれで使えてデータも連携するので、ぜひ利用してみてください。

【まとめ】電子書籍ストアの使い分け

電子書籍ストアの使い分けについて紹介してきました。ただ最初からストアを分散しすぎると「あの書籍どこで買ったっけ?」となると思います。

ですので

  • 漫画を少し読むなら、ストック型のストアを使う
  • 漫画をたくさん読むなら、ストック型とフロー型のストアを1つずつ使い分ける
  • 小説をたくさん読んで他は少しなら、kindleですべて購入
  • 一般書と漫画を同じくらいたくさん読むなら、kindleとebookjapanを使い分ける
  • 全書籍をまんべんなく読むけど1つのストアに統一したい⇒honto

このように、あなたにとって「安さ」「快適さ」の何が重要かを自覚しながら、ベースになるストアを少しずつ増やしていきましょう。

⇒ 【2020年】電子書籍ストアおすすめランキング!15社徹底比較

⇒ 【2020年】電子コミックストアおすすめランキング!13社比較

⇒ 【2020年】雑誌読み放題サービスおすすめランキング!9社比較